キクチタケオの略歴

菊池 武夫(きくち たけお、1939年5月25日 - )は、日本のファッションデザイナーであり、バッグ、スーツ、ネクタイ、腕時計、と幅広く、ファッションブランドTAKEOKIKUCHIのデザイナー(初代)として知られる。戦後この頃の時代を反映するかのように子沢山の家庭に生まれている。何と12人兄弟の6番目。今は12人、両親を入れれば14人になるのだろうが多いのにびっくりする。彼が生まれた時代背景を考えると決してめずらしいことではないが、大家族のイメージが沸かない。よくTV番組で大家族をテーマに私生活をさらけだして生活状況を放映しているが、そんな家庭環境の中でどこからこのようなファッション的感性が培われたのだろう。東京都の高校を卒業後、専門校の文化学院美術科に入学する。その後原のぶ子デザインアカデミーを卒業し、1970年7月、レディースウェアを手がける株式会社ビギを設立、1978年にはメンズウェアとしては日本人で初めてパリに進出し、2005年、大人の男性を意識した新ブランドとして「40CARATS&525」を立ち上げた。

男性からの人気が高いダンディーで素敵な男

キクチタケオは、いまは68歳。普通ならば定年退職を向かえいい爺になつているのであるが、TAKEOKIKUCHIから手を引き、この歳を考えると誰でもが「隠居」の言葉が連想されるが、彼のバイタリティーは底が知れない。ロマンスグレーに髭がトレードマークのダンディな男性、68歳に見えないそのわか若さとダンディーはどこからくるのであろう。2005年に新しいブランドを設立。「40CARATS&525」41年間デザイナーをしてきた集大成を完成させている。いつも探究心があって、物事を考えたりしていることが、若さを保つ秘訣なのかもしれない。「仕事だが道楽に近い」という彼は、ファッションデザイナーとしての物作りが楽しくてしょうがないのであろう。何かに夢中になっている男はその時は歳を取らないと言うが、彼はまさにそれである。しかし、そんな彼もブランド・キクチタケオの勇退から新ブランド設立まで3年間の空白がある。その頃は仕事から離れなにをやっていたかというと、車で日本縦断2往復をした。しかも高速など一切使わないで旅をしていたという。「かっこよすぎる!!」

キクチタケオのファッション

大人の男性を意識した新ブランド「40CARATS&525」。20代から30代の多くの男性に支持され、根強いファンを集めているが、決して若い年代層だけのものではない。彼のモチーフは一言でいえば「存在感」であろう。とくに和柄の商品は年代関係なく人気商品である。小物でも服でも、全面的に和を見せているのではなくて、少しだけ和をみせたり、ある一部だけに和を使ってたりっていうところが、人気の一つでもあろう。また、キクチタケオのブランドテーマは「LONDON POP」。英国のアイテムを中心に着こなしの良さにこだわったファッション。
ジャケット、Tシャツ、ポロシャツ、ジーンズ、ジャージ、ダウンなどキクチタケオの中では全て網羅している。今はベルト、マフラー、腕時計、サングラスなど、服飾雑貨も手がけている。最近では2008年1月12日公開の映画「アース」とのコラボTシャツを発売!ちなみに値段は6930円。

Copyright © 2008 ファッションデザイナー「タケオキクチ」はこんな人!